スマート農業日誌
題名: 園芸ハウスのサイド換気の自動化を安く・簡単にDIYする!! 話し
目標:DCモーターを使用したサイド換気システムを製作する(安価に!)
単純・簡単・安く サイド換気を自動化する!!
ハウスサイドの開閉は大変な手間であり、そこを自動化出来ればたくさんのメリットがあります。 労力の削減。温度センサ等による園芸ハウス内のきめ細やかな温度管理。(今回はザックリですが!) 急激な温度上昇による農作物の高温被害等を未然に防げます。

サーモスタッドやリレーAmazonなどで簡単に購入できる物で良いと思います。


2020.11.18追記
DC24Vリレー基板(Amazonへ)回路図は下記の通りです。
*記載の部品を用いた動作確認はしておらず、動作等は補償いたしません。

100W級のDC24V電源が必要です。ミスミのESP10-100-24を選定しましたが、安い物で構いません。
使用する2台の電動機の定格よりも大きいものを使用してください。
また手動で操作する場合はセレクタスイッチ 3ノッチ、a接点などのスイッチを使用してください。モーター(電動機)の2線をコモンにしてください。
RL3のNC,NOに並列に接続してください。 RL3とセレクタスイッチの回路切り替えは、2極双投スイッチ(トグルスイッチなど)を使用し回路を切り替えてください

2020.11.18おわり
上記のほかに構成は、DCモーター(ギア付)サイド換気用、パッカー、電源などがあれば大丈夫です。


必要な物
DCモーター、モーターガイド、バッカー、電源(AC/DC)、リレー回線、サーモスタットもの
制御回路の中身は、トランス、DC整流、DCリレー(使うのは2個のみ)社内の基板を代用していますが上記のような安価(500円前後)なリレー基板でも代用可能です。
サーモスタッドの設定
閉温度設定:28℃
説明書では、P0:開始温度の設定設定ボタンを押し、内部メニュー、P0のデフォルト表示を入力し、設定ボタンをクリックし、上下ボタンを使用して開始温度を設定します。 今回は「閉」開始の温度です。


開温度設定:32℃
説明書では、P1:停止温度の設定設定ボタンを押し、内部メニュー、P0のデフォルト表示に入り、上下ボタンを使用してP1に変更し、次に設定ボタンを押し、上下ボタンを使用して開始温度を設定します。 今回は「開」開始の温度です。


設定はP3まであります P3:遅延開始の設定設定ボタンを押し、内部メニューに入り、上下ボタンを使用してP3に変更し、もう一度設定ボタンを押し、上下ボタンを使用して遅延時間(分)を設定します。
温度センサ(サーモスタッドについてる)
32℃超えするため手で温度センサを握る

サイド開:32℃超え
センサーを人肌で温めると、32度はオーバーします。 下右の写真のように無事(開)に巻き取りました。

サイド閉:28℃より低下
設定の28度より低下するとサイドを閉めます。

DCモーター、モーターガイド、バッカーなどの農業資材は、しっかりしたものを使用しますが、このコントロールは部品代3,000円もあれば作れそうです!
簡単な開閉のみや、雨で閉まるくらいの機能は簡単にDIYできます。
商用電源が無い園芸ハウス
商用電源がない場合、単独の太陽発電での運用も可能です。 弊社では、専用の基盤や、各種センサーを付けれるシステムを提供しています。




サイド開閉動画
Flashムービー(flv)ではなくHTML5のVideo要素で、ogvファイルを再生しています。
IE9などはMP4ファイルで再生します。 一部見ることのできないブラウザもあります。
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記事
2019年9月20日 株式会社 ジョイ・ワールド・パシフィック ITビジネス課 記事by A.K
※記事は執筆者の個人的見解であり、当社jwpの公式見解を示すものではありません。