スマート農業日誌
題名: 稲刈り、本年の田んぼ水位モニタリング(らいすマネージャー)運用報告
広域な田んぼの水位を自動計測、IoTで実現!!平川市の田んぼで今期 実証実験!!
”8kmの広域圃場で運用可能、1箇所にデータをまとめ、携帯網でクラウドへ”

撮影:2015/9/15 平川市の田園風景と岩木山
昨日(9/14)、六ヶ所に行く際に、青森市の田園風景を見ると、稲刈りが終わっている田んぼがあり、もう収穫の時期だなあ、シルバーウィークは最盛期だよなーと思いながら見ていました
今年は、水稲の水管理システムで、平川市の助成に採択され、その前評価で、実際の田んぼにて、水位監視システムを稼動、運用評価をおこないました。
今回はそのことについてご報告いたします。
水位監視システム(らいすマネージャー)の概要
実際のシステム最終形は、下のイラストで著したように、「統合的な水管理システム」が、今夏は田んぼ水位、水温、気温、地温等および3G通信およびフリーIoTサーバーを 利用した、安価で、安定性のある「水位監視システム」を制作し、平川市の農家様 田んぼに設置し運用しました。
兼業農家様で、農業以外の仕事が忙しく、「水位だけでもわかれば」と今回の評価には適したユーザー様です。

実際の設置写真


水位監視システム(らいすマネージャー)の設置と運用
助成採択通知後、急いで製作し設置したのが7月8日 今年は6月から7月後半まで、雨が降らず晴天続き、時期的に「中干し」 ただこれも長くて2週間くらいです。 今年は、富田の清水(しつこ)の水も枯れるくらい「日照り」でした。 ようやく取水できたのが7月22日(正確には日本7/23)
深い地割れになる前に取水出来ました。

ランニングコスト
フリーIoTサーバーのM2XとDTIのワンコインMVNO-SIM(ServersMan SIM LTE)の構成で、ランニングコスト500円/月です。
運用面では問題なく、センス、伝送、蓄積がおこなえ、ランニングコストを考えても大丈夫かと思います。
水位監視システム(らいすマネージャー)の機能概要
3G親機を中心に、920MHz子機が100台、見通し距離500m、マルチホップ16台の連携が可能ですので、8kmの広域モニタリングが可能です。
次世代農業EXPOでは920MHzを加えた、子機連携、水門開閉の模型展示をおこないます。
水位監視システム(らいすマネージャー)の展示会披露(展示会情報)
このシステムの最新は、次世代農業EXPO(AGRINEXT)でミニチュアの試作展示をおこないますので是非、jwpブースへお越しください!。小間1-38 AGRINEXTで展示会情報
運用評価のリリース通知(pdf)
事業説明
平川市の助成事業 : 平川市の平川市地域産業元気支援事業補助金に採択されております。
「水田の統合的水位監視システムの開発および販路開拓事業」 ライスマネージャー




平成27年9月25日 株式会社 ジョイ・ワールド・パシフィック ITビジネス課